マレーシア政府が実施している新型コロナウイルス拡散防止及び抑え込みのための行動制限令は37日目を迎え、国民・居住者及び関連するすべての人々の協力の収束の兆しが見えてきており、出口戦略を考える時期と成ってきました。
保健省のノ・ヒシャム・アブドラ保健局長は21日6項目を同令解除の条件に挙げ、中でも出入国管理の厳格化と外出制限が最も重要と位置付けています。政府は仮に行動制限を解除した場合の29日以降の移動について一定の規制を課すのは避けられないでしょう。
▽出入国管理の厳格化
▽外出制限
▽PCR検査プロセスの迅速化を含む医療体制の改善
▽身体障害者や化学療法を必要とする患者など感染リ
スクが高い弱者を保護する法律の強化
▽社会的距離の維持や手洗い慣行など生活の「ニューノーマル(新常態)」の国民への周知徹底
▽保健省協力の下、地域ごとの感染防止策の実施
の6項目を活動制限令解除の条件として挙げております。
同局長は「6条件が全てクリアできなければ、活動制
限令は解除できない」と述べ、中でも出入国管理の厳格
化と外出制限が最も重要だと指摘。外出制限について
は、「おそらく経済活動以外での外出はできない状況が
続く」との認識を示した。
同局長によれば、活動制限令の出口戦略は規制を徐々
に緩めていく「ソフトランディング」になる。現在、保
健省と国家安全保障会議(NSC)が策定しているとい
う。
上記の様に保健省として終息までは厳しい対応を引き続き必要との見解をされており、例え行動制限令が解除されても再感染拡大の可能性や諸外国の状況等も考慮せざるを得ず、段階的な解除と成るのは確実と思われます。
解除後も我々が取り組むのは不要不急の外出を避け、ニューノーマルな生活に移行し慣れて行く事と成りそうです。
現に運航再開を予定しているマレーシア航空では搭乗に際してマスクの着用が条件と発表しております。
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