マレーシア情報

『MM2H再開及び新条件発表について』

11日午後4時より内務省事務次官によりMM2Hビザの10月からの新規申請受付の再開と申請条件の
変更点についてライブ動画会見が行われました。
会見に関して我々MM2H代理店にも一切事前に知らせもなく突如行われたために変更内容に関する詳細を
把握できていないのが現状でございますが、今時点でご案内できる事に対してご説明させて頂きます。

マレーシアと言う国は発表後を行った後に世論の反応次第では即撤回・修正される事も多々ある上に
現政権の行方次第では更なる変更発表が行われる可能性もございますので現時点で最終判断するには
時期早々ではないかと思います。

【新MM2H申請条件(抜粋)】

1.資産証明金額
新:RM150万(約4050万円)の資産を保有している事
旧:RM35万(50歳以上)RM50万(50歳未満) 

2.収入条件
新:RM4万/月以上のマレーシア外安定収入が有る事
旧・RM1万以上

3.定期預金額
新:RM100万(約2700万円)
旧:RM15万(50歳以上)RM30万(50歳未満)

4.滞在義務
新:累積90日間以上
旧:滞在義務なし(0日でもOK)

5.申請年齢条件
新:35歳以上
旧:20歳以上

6.ビザ費用
新:RM500/年
旧:RM 90/年

7.ビザ発行手続き費用
新:主申請者‐RM5000 副申請者‐RM2500/人
旧:該当手数料なし

8.ビザ最長期間
新: 5年(延長可能)
旧:10年(延長可能)

9.更新時の条件
新:新規申請時の条件を全て満たしている事
旧:定期預金の更新及び健康診断のみ
*35歳~49歳の申請者は安定収入のある定職についている事も条件と成っています。

【既存MM2Hビザ保有者について】
既存のMM2Hビザ保有者が10年間の満期を迎えられ更なる延長を望む際は新条件を満たす必要がございます。
しかし、条件を満たすまで1年間の猶予期間が有ります。

【サラワクMM2Hについて】
既存のMM2Hビザ保有者で且つ生活基盤をマレーシアに移されている方々の多くは既にリタイヤ
されている為に延長条件のRM4万/月の収入条件を満たす事が大きな障壁となる事は明らかです。

そこでサラワク州政府が発行しているS-MM2Hビザの取得を検討される方も多いのではないでしょうか?

1.申請条件(抜粋50歳以上)
*資産証明:RM30万(夫婦)RM15万(単身)
*収入証明:RM 1万(夫婦)RM7000(単身)
*定期預金:RM30万(夫婦)RM15万(単身)
*滞在義務:15日以上サラワク州内に滞在する事

上記の様に申請条件は新しいMM2H条件と比較すると非常にハードルが低いと言えます。
では、注意事項は無いのかと思い本日非公式にプトラジャヤ・イミグレ高官(元MM2H担当)及び
サラワク州内のS-MM2H代理店に確認を行った(昨年度も実は同じ事を確認している)

1.既存のMM2Hビザ保有者はMM2HビザをキャンセルしてからS-MM2H申請する必要が有る
2.イミグレ高官曰く半島側からの入国は観光ビザ扱いとなり90日間の滞在となる
(実際にS-MM2Hビザを取得されて方が居ない為に真偽未確認)
サワラク代理店は問題なく90日間以上の滞在が可能との回答でしたが、更なる確認が必要と思います。
また、申請条件が新MM2Hビザ条件と比較して非常に低いS-MM2Hビザにて半島側に滞在期日制限がない
となれば誰も新MM2Hビザ取得を希望するとも思えず、イミグレにより何からの規定変更がされる事も
十分考えられるのでS-MM2Hビザにて半島側に滞在希望される場合は注意が必要です。

【マレーシアの政局について】

サラワク州はマレーシアの13州の内の一つですが、1963年のマレーシア結成時の条件として独自の
自治権を持ちまた独自のイミグレシステムを持ち合わせている為に連邦政府に縛られない特異な州と
言う事になります。

現ムヒディン政権の支持基盤は微妙な状態で国会議員定数222人(欠員2名)中、

ムヒディン政党(PPBM):32名
BN(UMNO中心)    :42名
サラワク連合      :18名
PAS          :18名
その他         :3名  

合計113名と辛うじて過半数を数字上では得ていますが、実際にはUMNO議員の中には現政権に反旗を翻す人も
存在しています。
その中でサラワク州の現政権内での地位は非常に重要で彼らにとってはサラワク州の利益に繋がる政党で有れば
連合を組む相手は差ほど重要視しておらず機嫌を損ねられると即政権崩壊に繋がる事になります。

現観光大臣はサラワク州の議員出身で有ると言うのも何かの偶然とは思えないですし、ワクチン接種率を見ても
サラワク州は首都圏と同等のスピードで接種が行われているのは忖度されているのではないかと疑いたくもなります。

ムヒディン首相は9月6日に再開される国会にて自身が過半数のを得ている事を証明するために信任を問うと
発表していますので万が一過半数割れとなれば現政権は終焉を迎えることと成り、
今回のMM2H新条件についても嘆願の余地は残されているのではないかと考えております。

現時点では我々も引続き情報収集に努める共に政府に対してMM2H代理店協会を中心に問題提起の行動に努めて
参りますが、9月6日に開催される国会まで暫くは静観していきたいと考えています。

ご質問等がございましたらご遠慮なくお声掛けください。

STEP1Malaysia.com代表 : 中村直輝

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